緊急事態宣言下の通所リハビリテーション

全国的に緊急事態宣言が発令され、9月9日にはさらに期間が延長されることが決定しました。

今回は緊急事態宣言下で通所リハビリテーションがどう変化したのかまとめてみたいと思います。

緊急事態宣言下で通所リハの稼働率はどうなったか

まず、一番気になる稼働率からです。

私が勤務している通所リハでは緊急事態宣言によって稼働率は大きく変化していません。

昨年、初めての緊急事態宣言が発令されたときには感染予防のために利用を自粛される方も数名おられましたが、現在は自粛される方もおられない状況です。

ここでも緊急事態宣言に慣れてきてしまっている、という状況はあるかもしれません。
他に前回の緊急事態宣言と変わったことと言えば、ワクチン接種が進んだことがあります。

ワクチンは利用者のほとんどが接種されており、著明な副反応が出現された方は少なかったです。
ワクチンを接種したことによる安心感によって自粛されていないという部分もあるかと思います。

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緊急事態宣言下で通所リハの過ごし方に変化はあったか

過ごし方に関しては大きく変化がありました。

まず、送迎車でお迎えに行ったときに

  • 自宅での体温を確認する
  • 手指消毒をしてから乗車していただく
  • マスクを着用して乗車していただく

という約束で利用していただいています。

次に到着後は

  • 席に着いたら手指消毒を行う
  • マスクは食事以外は着用していただく
  • 席は距離を保ち、着席していただく
  • 机上活動や個別リハビリの前後に手指消毒を行う

という過ごし方をしていただいています。
マスクの着用に関してはなかなか守れない利用者もおられますが、繰り返し声掛けをしてできるだけマスクをしていただくようにしています。

また、レクリエーションに関してはスクール型でのレクリエーションに切り替えました。
以前はカラオケやボッチャなども行っていましたが、できるだけ接触、飛沫感染のリスクを下げるために用具を使いまわすような活動は行っていません。

また、集団体操は対面ではなく、全員が壁の方を向く形で行っています。

緊急事態宣言下で通所リハの働き方に変化はあったか

職員の働き方にも変化がありました。

まず、休憩は休憩室が密にならないように約3名ずつ交代で休憩を取るようになりました。
休憩室のテーブルは壁づけで対面にならないような環境になりました。

器具の清掃も以前は一日1回でしたが、現在は昼、夕の2回、ハイター消毒を行っています。

リハビリテーション会議はできるだけ対面、大人数での開催を避け、照会文やリモートでの会議を行っています。

緊急事態宣言下での通所リハまとめ

緊急事態宣言下で通所リハの運営がどう変わったのか簡単にまとめてみました。
利用者の過ごし方、職員の勤務など変化した場面は多くあります。
早くコロナが収束してほしいものですが、収束してからもリモートでの会議やレクリエーションの工夫など、今後も活かせる経験は大事にしていきたいと思います!

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