みなさんこんにちは!
理学療法士のあきです。
私はこれまで総合病院、介護老人保健施設、訪問看護ステーションで理学療法士として働いてきました。
このブログではリハビリテーションのこと、制度のことを中心に発信しています。
リハビリテーションを行う上で、制度やリハビリテーションの大きな流れについて理解しておくことは重要です。
それぞれの記事は3~5分程度で読めるボリュームとなっていますので、ぜひいくつかの記事を読んで制度やリハビリテーションの流れに触れてください!
さて今回の記事では、私がふと疑問に思ったことを考えていこうと思います。
それは
健康ってなんだっけ?
ということです。
健康ってどんな状態だと思いますか?
健康って本当に良いことなんでしょうか?
そんなふと思った疑問について考えていきます。
健康の定義
まずは健康というワードを辞書で調べます。
一般的なイメージの健康という意味に近い説明がなされているかと思います。
しかしここから一歩踏み込んで
異状とは?
悪いところとは?
正常とは?
と考えると、健康の定義について辞書的な意味合いでは少し定義づけが弱いように思います。
次にWHOの定義をみていきましょう。
WHOによる健康の定義では、病気だ、とか弱っている、といった客観的な指標ではなく、満たされているという主観的な状態によって健康であるといえるといった意味合いがあると感じ取れます。
つまり健康とは、
誰か他人が決めることではなく、個人それぞれが自分が健康であるか健康でないかを定義づけるものだ
ともいえそうです。
さて、私は”健康”といわれたとき、2つの英単語が頭に浮かびます。
それは
health
と
well-being
です。
health
こちらも辞書で調べてみました。
(病気に対して、心身の)健康、健全、身体の状態、健康状態、健康法、保健、衛生
https://ejje.weblio.jp/content/health
(健康を祈っての)乾杯
心身ともに病気でないことという意味の健康であると解釈できます。
healthが意味するところの健康はわかりやすいですね。
well-being
well-beingは辞書で調べると、
幸福(な状態)
weblio英和辞典
健康(な状態)
という意味が出てきます。
wikipwdiaでは
誰かにとって本質的に価値のある状態、つまり、ある人にとってのウェルビーイングとは、その人にとって究極的に善い状態、その人の自己利益にかなうものを実現した状態である
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0
と説明されており、well-beingというのは同じ状況であってもその人それぞれの立場や捉え方によって変化していくように考えられます
well-beingについては屋号にも入っており、こちらの記事で詳しく述べていますので、お時間があるときにぜひご覧ください。
なんのために健康になりたいのか?
健康の辞書的な意味について整理してきました。
健康を目指すことは当然のこと…
そんな感じもありますが、そもそもなんで健康になりたいのでしょうか?
健康になるとどんな良いことが合って健康でないとどんな良くないことがあるのでしょうか?
健康至上主義
という言葉があります。
簡単にいうと
健康であるということを良いことだと捉え、不健康は悪、なにがなんでも健康でなければならない!
というような考え方です。
つまり、
健康であるということ自体に意義を見出し、健康を目的として生きていくことを指します。
ここでいう健康とは、身体的健康を指すことが多いと思います。
健康であることを善、健康でないことを悪のような感じで捉え、食事制限をしたり予定をパンパンにしてやりたくもない運動をしたり…
身体的には健康になったとしても
健康のために好きなものをお腹いっぱい食べられない
健康のために運動する時間を確保しないといけないので友人と遊びに行けない
健康のために欲しいものを我慢して高価な健康グッズを買う
あれ?
なんのために健康になるのでしょうか?
健康になることは目的?手段?
健康ってなんだっけ?
健康って私たちがそれぞれの夢や目標など、やりたいことに向かって取り組むための前提条件のようなものだったはずです。
それがいつの間にか
「健康にならないといけない」
と健康になることが目的になってしまっていることが多くあるのではないでしょうか?
この記事では健康の定義について考えてきましたが、
ある決まった状態を目指すのではなく、自分がやりたいことができる状態を健康だと捉え、豊かな人生を送れるようになると良いと思います!
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