みなさんがお勤めの事業所に「経営理念」や「スローガン」はありますか?
朝礼で理念の唱和をされているところもあるのではないでしょうか。
今回の記事は事業を始める際にその事業の根っことなる部分をどうやって決めていくのかまとめていきたいと思います。
ミッション・ビジョン・バリューとは
まず、それぞれの項目について少し詳しく解説していきます。
ミッション…果たすべき使命
ミッションとはその事業が社会に対して果たすべき使命です。
その事業の存在価値を示す部分でもあり、ミッション・ビジョン・バリューの中心に位置しています。
ビジョン…実現したい未来像
ビジョンはその事業が将来どのように展開していきたいか、どのようなことを実現させたいか将来のあるべき姿をいいます。
バリュー…顧客から見たその事業の価値
バリューはその事業にどんな価値があるのか、その事業にはどんな長所があり利用することでなにができるのかをいいます。
ミッション・ビジョン・バリューはいつ決める?
いつやるの?
今でしょ!
ではないですが、事業を始める前にしっかり方向性を示すことが大事だと思います。
冒頭に述べたように、ミッション・ビジョン・バリューはその事業の根っことなる部分です。
事業をスタートする前にしっかり根っこを張り太い幹を立てて大きな木を育て、葉っぱをつけ、花を咲かせなければなりません。
事業をスタートしてから根っこを張っていては葉も花もつきません。
事業をスタートする時点でしっかり自分たちの中心となるものを決めることが大事だと思います。
そしてもう一つ重要なことは、定期的に見直しを行うことです。
事業をとりまく環境は刻々と変化していきます。
事業もその変化に合わせていかないと社会から取り残されてしまいます。
いつまでも時代遅れの理念を掲げていても社会から必要とされなくなり、衰退していってしまいます。
特にビジョンは未来像を示したものですので、しっかり見直していかないと間違えた方向に進んでしまうことになりかねません。
ミッション・ビジョン・バリュー以外に決めることは?
ミッション・ビジョン・バリューのほかに
スローガン
スピリット
を決めることも勧められています。
この5つでMVVSSと呼んだりします。
スローガンはその事業の理念を一言で表した標語のようなもの、スピリットはミッションを果たすための心構えを示すものです。
スローガンやスピリットを示しておくことで日々の業務の中で選択を迫られたときなどにしっかり全員が同じ方向を向いて動くことができるので、スローガンやスピリットも定めておくと良いと思います。
ミッション・ビジョン・バリューのまとめ
ミッション・ビジョン・バリューについて簡単にまとめてみました。
企業のコンセプトを定めるためのフレームワークとして使われていますが、このフレームワークを応用して今、お勤めの事業所でも改めてこれらのことを見つめ直すことで日々の業務の中で今しなければならないことがわかったり、優先順位をつけられるのではないでしょうか。
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