前回の記事では心療内科を受診するまでと初回の受診の時の様子について書きました。
今回はその続編として受診後の心身の変化をまとめたいと思います。
受診後の身体の変化
まず、頭痛、めまいなどの自律神経症状は軽減しました。
しかし、頭重感というかなんとなくパッとしない状態は続いています。
また、心理的に負荷がかかったとき(少し複雑な業務の相談や報告を受けたとき、利用者の込み入った状況を聞いた時)なんかはめまいが出現しています。
2回目の受診で今の状況を報告し、薬が増量されました。
増量後は頭痛やめまいはほとんど起こらなくなりました。
頭重感は時折感じ、新たに強烈に眠気が襲ってくるようになりました。
これは恐らく薬の副作用だと思います。
睡眠時間が半強制的に増えましたが、寝ても寝ても眠くて日中もぼーっとすることが増えてしまいました。
受診後の心理的な変化
受診後、上司や家族にも現在の状況を打ち明けられたことで少し気が楽になりました。
妻は以前、仕事で鬱になり引きこもった経験があるのでよく理解してくれとてもありがたいです。
心療内科を受診し、受け入れてもらえたことで最悪の場合もなんとかなるかな、と思えるようになりました。
薬の効果なのか、なんとなく気持ちが楽になる時間も増え、仕事にもしっかり取り組めるようになってきました。
しかし、出勤時の憂鬱な気分や寝る前の何とも言えない恐怖心というか焦燥感というかなかなか寝付けない気分になることは増えました。
1日だけどうしても出勤できず、職場に向かう車中で上司に連絡し、急遽お休みをいただいたことがありました。
出勤するのをやめ、コーヒーを飲みながらドライブをしているとなんとなく気持ちが落ち着きました。
勇気を出して休めたのは一歩進歩したかなと思いました。
受診後の職場環境
受診後、結果を上司の報告しました。
「どうしたらいい?」と聞かれましたが、特別に配慮してもらうことは逆に働きにくくなりそうだと思いましたし、参加していたプロジェクトも落ち着きはじめ、人員が増員される予定もあり、特に特別な配慮は必要ないと返答しました。
増員があったことでなんとなく仕事量が減り、業務上の負担は少し軽減しています。
前項であった急遽お休みをいただいた次の出勤日に、同僚には迷惑をかけたと思ったので、朝礼で「急にお休みをいただいてご迷惑をおかけしました」と言ったところ、上司からは「みんなが助けてくれました」と一言ありました。
もちろんその通りだと思います。
でも、わざわざ言ってほしくなかったと思いました。
想定していた最悪の声掛けだと思いました。
次、同じ状況になったとき、とても休みにくいです。
今後の個人的な展望
受診後、自律神経症状は軽減し、業務には少しまともに取り組めるようになりました。
しかし、このまま今の職場で働き続けるか?と聞かれたとき、答えは「ノー」だと思います。
たしかに頭痛やめまいは軽減しました。
しかし出勤時の憂鬱な気分や寝る前のなんともいえない気持ちは増えています。
「職場環境」という原因によって引き起こされた「頭痛、めまいなどの自律神経症状」という結果に対しては薬の効果もあり軽減しています。
しかし、原因が取り除けていない状況で対症療法だけ続けるのは良くないと思います。
たとえ症状が軽快したとしても、今の職場で働き続けるとまた症状が再発するか、症状が出ないように薬を飲み続けるしかないと思います。
もともと薬は嫌いなので、薬を飲み続けながら働き続けるという選択肢はありません。
そんなことを考えて、今は転職を検討しています。
ありがたいことにいくつか新規事業をお手伝いさせてもらえるお話をいただいており、その事業には参加させてもらいたいと思っています。
しかし、もちろんそれだけでは今と同じ収入は得られないので、正社員として転職するか、非常勤職員として働き、新規事業や別事業に割く時間を増やすかどうしようかと考えています。
後者を選ぶなら、今のうちから見通しが立てられるように動き出さないといけませんが、なかなかそこまで気持ちが追い付いていないのも現状です。
しかし、前年終わりあたりから「独立」について具体的に考えはじめ、今の状況になっているのも何かの縁なのかな、という感じもしています。
まとめ
転職についてはまだなにも決まっていない白紙の状態です。
いくつか当てがあるところに相談させてもらい、決めていければいいかなと思っています。
いずれにしても、受診前と比べると随分前向きに物事を考えられるようになってきたと思います。
まだしばらく受診は続きそうですが、先生ともいろいろ相談しながら今後の身の振り方を考えていきたいと思います。
退職時も有給休暇は全部取得することは難しそうな職場なので、状況によっては診断書をもらって休職することも視野に入れて今後の動き方を考えていこうと思っています。
まだ、こんな感じでいろいろ考えたり働き続けられるような軽症です。
「そんなことで受診なんてたいそうな…」という意見もあるかと思いますが、軽症のうちに受診して正解だったと思っています。
受診したことで今の状況が整理されて、今考えているようなことに至ったわけですので。
この記事を読んでいただいた方も、仕事やプライベートで悩み、つらい思いをされている方は早めに受診なりカウンセリングを受けることをお勧めしたいです。
なにもなければそれで良いのです。
なにかあればそれに対処すればよいのです。
限界まで一人で抱えて爆発してしまうことが一番良くないです。
この記事がほんのわずかでも誰かの役に立てれば嬉しいです。
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